所長紹介

ごあいさつ

 このたび、草加市手代地区で2001年以来地域医療を支えてこられた山内医院を承継することになりました。
 私は、草加の出身で、曽祖父の代からこの地で学び育ちました。1992年以来当地を離れ、東北大学で医学を学び、内科医として長らく岩手・宮城の医療に従事して参りました。
 特に岩手県田老町(現 宮古市田老地区)では都合11年の間、地域医療に従事し0歳から100余歳まで お住まいの方々の健康管理に努めました。
2011年3月には東日本大震災の大津波災害で被災し、自宅・診療所を含め町は壊滅しましたが、止めることなく診療を継続することができました。これも国内外の皆様からの暖かいご支援のおかげです。感謝申し上げます。
 田老町での経験と遠隔地にいながら研究を行っていた実績を生かし、母校東北大学では、文部省の「リサーチマインドを持った総合診療医の養成」なる助成事業の主担当となり、全国の同志とともに総合診療医育成に取り組みました。
 一方、自治医科大学附属さいたま医療センター総合診療科の助教として、また現任地の医療法人博仁会共済病院(さいたま市緑区)の内科部長として、ふるさと埼玉への貢献ができればと取り組み、県都さいたま市とのつながりもできました。
 そしてこのたび、地元・草加への医療貢献の機会と相成ります。
 ここ埼玉県は全国有数の医療過疎県であり、その中でも草加八潮地区は医療過疎地として知られています。2025年から始まるとされる超高齢化社会に向け、地域の方々の健康維持と100歳まで元気でいられる地域づくりのため尽力する所存です。
 医療者ではありますが一市民としてのスタンスを自覚し、親しみやすくかつ頼れるクリニックを目指してここに「黒田総合内科診療所」を開設します。
 どうぞよろしくお願いします。 2021年10月

経歴

1998年3月 東北大学医学部卒
1998年4月 医師免許取得後 岩手県立宮古病院医師
2001年4月 東北大学大学院医学系研究科入学(のちの感染制御検査診断学分野)
2001年8月 岩手県下閉伊郡田老町国民健康保険田老病院 内科長
2007年4月 宮古市国民健康保険田老病院 病院長
2008年4月 宮古市国民健康保険田老診療所 所長
2011年3月 東日本大震災で被災、東北大学大学院修了(感染制御学)
2012年4月 自治医科大学附属さいたま医療センター総合診療科 助教
2014年4月 東北大学病院総合地域医療教育支援部 講師
2018年4月 医療法人博仁会共済病院 内科部長(のち地域包括推進局長兼務) 2021年11月 黒田総合内科診療所開業(草加市手代 山内医院の承継開業)

資格

医師免許証(医籍登録番号399259、1998年5月26日)
医学博士(東北大学大学院医学系研究科 感染制御学)
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医・指導医
介護支援専門員
ICD制度協議会(日本感染症学会)インフェクション・コントロール・ドクター
臨床研修指導医 日本医師会認定産業医

所属学会

日本内科学会
日本感染症学会
日本環境感染学会
日本医学教育学会
日本プライマリ・ケア連合学会
日本老年医学会

その他

所長の岩手県田老地区での東日本大震災における活動はNHKの動画番組に取り上げられています。
黒田 仁さん|証言|NHK 戦争証言アーカイブス 戦後日本のあゆみ

所長のコメントが News Every で紹介されました。
「外出自粛」で“コロナ太り” 医師も警鐘|新型コロナウイルスと私たちの暮らし・日テレ特設サイト|日本テレビ (ntv.co.jp)